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業務上交通事故をなくす―Vol.5 駐車場での事故対策

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業務上交通事故をなくす

Vol.5 駐車場での事故対策

交通事故と聞くと、路上での事故をイメージする方が大半だと思いますが、なんと車両事故の約30%は駐車場で発生しています。1件の被害は小さくとも発生件数が多いため、全体として考えると、企業にとって、とても大きな損害になります。

【詳細な内容】

■プロローグ

交通労働災害には、一般的な労働災害にみられない いくつかの特徴があります。
一つ目は、一般の作業における労働災害の場合、 作業員が被害者になるケースが大半ですが車の運転になると被害者になるケースよりも加害者になることが圧倒的に多くなります

■事故事例 【バックモニターに依存しすぎての接触事故】

バックモニターは、目視で確認できない、後方リアウインドウより下の空間を確認するためにとても有効な装置です。
しかし、この視界は必ずしもオールマイティではなく、車体近くにあるものや、車の両サイドなどは死角になっています。
つまり、バックモニターの問題の一つは、バックモニターに頼りすぎてしまい、周囲の空間や状況への意識が欠如する点です。バックモニターには必ず死角があるという認識を持って、目視やバックミラーでしっかりと確認して安全を確保することが重要です。

■事故事例  【前向駐車で起こる接触事故】

出庫しようと車をバックさせたところ、隣に駐車しようと車が入ってきました。 しかし、自車のドライバーは全く気が付きません。そのままバック走行を続け、ハンドルを左に切った時に膨らみすぎて、相手車のボディにぶつけてしまいました。

■事故事例  【駐車場から出る際の事故】

駐車場で、バック入庫をしようとした時に 突然、入庫予定場所の隣からバックで出庫 しようとする車が動き出しました。 相手の車を目視したので、一旦停止します。 相手もこちらに気づき一旦停止しました。相手の車のブレーキランプが点灯したことを 確認したのでバック入庫を開始、と同時に 相手は、止まってくれたと思い出庫を開始。 出会い頭にぶつけてしまいました。

■事故事例  【油断・思い込みによって起こる接触事故-1】

一般道で走行中、道を間違えたことに気づき 空き地を使って方向転換を試みようと一旦 停止して背後を確認。 運悪く後続車が来て、切り返しを待っている状況です。後続車を待たせているといった焦りから、 周囲を確認することなくバック走行へ。 歩道を走行してきた自転車に気づかず 接触してしまいました。

■事故事例  【油断・思い込みによって起こる接触事故-2】

街中を走行中にかかってきた電話。 走行中の携帯通話は禁止されているので どこか止める場所を探します。 手ごろな駐車場があったので、そこに入り バック入庫をいつものように、バックモニターを使って行いました。しかし、バックモニターを見ていたにもかかわらず、隣の車に乗車しようとした人にぶつけてしまいました。

■駐車場での事故防止 【ポイントまとめ】

大事なことは、人間の視野には限界があり、 ミラーを有効に活用したり、ミラーの死角 を理解しておくことで、大半の危険に対応することができるのです。

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